入院時の収支の一例

入院期間:6泊7日
所得区分:210万円以下

A)健康保険適用
保険診療点数:88,724点
食事療養費:9,340円

B)適用外
差額室料:72,600円
浴衣レンタル:539円

このうち「保険診療点数」は1点10円で換算できるので887,240円相当です。
しかし、上述の「所得区分」210万円以下として健康保険限度額適用認定を申請してあったため、退院時の請求金額は137,170円でした。
内訳は自己負担限度額57,600円+食事負担金6,440円+自費(B)計73,139円です。

医療保険:入院日額5,000円
手術給付:100,000円

この医療保険の今回の給付額は合計135,000円になりました。
入院給付:日額5,000円×7日=35,000円
手術給付:入院中1件100,000円×1件=100,000円

このケースでは結果として2,170円の出費となっています。
因みに上記Bの費用は必須ではないため、使わなかったとすると70,960円の黒字になります。
また、医療保険による給付金は非課税です。

医療保険の契約時に「入院給付」を手厚くしておいて入院中の収入減少をカバーするという戦略もとれます。
所得補償保険では就業不能であっても給付対象外となる期間が設定されており、請求できるとしてもその時期が遅くなります。それまでの間を入院給付で埋めるという方法もあります。
入院期間が長期化しやすい特定疾病に対応する特約のついた医療保険もあるので、自分の気懸かりなリスク、カバーしたい範囲を意識して契約を検討しましょう。

押さえておきたいリスク、保険でカバーすべき期間や金額の範囲について、ご相談を承ります。お問い合わせはこちらからどうぞ。