これまで奇策を弄するような話ばかり書いてきましたが、大前提は「お金の確保」です。
現金や普通預金(貯金)など、必要時すぐ出せる資金を投資などの犠牲にしてはいけません。
必要な年間生活費(実績金額)の倍以上は確保しておきましょう。
保険はすぐには支払われません。
また前述したとおり所得補償保険もよほどの状態にない限り請求できません。
医学的事情以外で仕事ができない場合の補償は預貯金しかないのです。
とは言え貯金する習慣がないという人は、少し矛盾するようですが定期積立を検討しましょう。
定期的に一定の金額が強制的に引き落とされ定期預金などに回される預貯金です。
普通預金/通常貯金口座にないお金は(別の口座にあっても)すぐには使えません。
クレジットカードや公共料金の引き落としはもちろん、さっとATMで下ろすこともできません。
なけなしの利率よりも、一定期間ある程度の金額を使えなくすることに意義があります。
普通預金/通常貯金口座から減る分のお金は、ないものと考えて節約するのが一番です。
ATMで通帳を経由せず確認できる残高には反映されないお金なので、普段は見えなくなります。
また満期が来ないうちに解約すると利息が少なくなるので、できるだけ満期を待ちましょう。